こんにちは。Gigantic Enginnerです。
5年ほど前になりますが、婚約指輪を買ったときのお話をします。
婚約指輪は誰にとっても人生における大きな買い物の一つで、夫婦生活が始まる大事な買い物です。
これから買う予定の方は少しでも参考になれば嬉しいです。
サプライズ”ゼロ”・・・一緒に買いに行った
私が妻に婚約指輪を渡したときは、サプライズはほとんどありませんでした。
なぜかというと、婚約指輪を一緒に買いに行ったからです。
(結婚する意志があることは前から伝えていましたが、婚約指輪は渡していませんでした。)
婚約指輪の値段はよく、給料3ヶ月分なんて言いますよね。
実際そうかは別として、家や車ほどではないですが大きな買い物です。
どうせそんだけ多額のお金を払うなら、身につける人の好みに合う物を買いたい、と思いました。
サプライズとなるとブランド、デザイン、ダイヤの大きさなど、好みを調べる必要がありますが、どんなに調べたところで相手の好みに完全にマッチさせるのは難しいです。
誕生日やクリスマスプレゼントの予算程度であれば多少ズレても構いませんが、婚約指輪は別だと思っています。
この考えを妻に伝えると意見は合っていていたようで、「サプライズで好みじゃないモノ」より「知ってていいから自分の好みのモノ」のほうがイイということでした。
その結果、実は婚約指輪は渡しておりません。。。
普段は結婚指輪をつけるし、ダイヤがついている婚約指輪だと何か作業中にぶつけてしまうから普段つけられない。ネックレスならつけるチャンスがたくさんある
という妻の希望で婚約ネックレスにしました。
どんなダイヤモンドがイイのか、どんなデザインがイイのか二人で選びに行きました。
ノーブランド・・・都道府県民共済で購入
私達が選んだお店はティファニーやカルティエのようなハイブランドではありません。
もっというと、ブランドではありません。
都道府県民共済で買いました。青い封筒のCMでおなじみのやつです。
47都道府県に存在する都道府県民共済ですが、共済以外の事業もしてるんです。
共済以外の事業
- ブライダル(式場、各種指輪、引き出物、レンタルドレス)
- 住宅
- 振り袖
- オーダースーツ
- 家具
- ギフトアイテム
都道府県民共済を運営する全国生活共同組合は厚生労働省の認可を受けて利益を追求しない事業活動を行っています。
なので、同じ商品を他の店よりもかなり安く買うことができます。
安いからといって質が悪いわけではありません。
物は良く、仲介手数料が少ないためその分安くできる、ということです。
ただし、注意点があります。
注意点
- 共済加入者が対象
- 全ての都道府県で行っているわけではない
- 他県民が利用できるサービスとできないサービスがある
【注意点1】共済加入者が対象
まずは、都道府県民共済の加入が条件です。
加入していないと購入することはできません。
ちなみに、購入するためにその月だけ加入する人もいるようです。(都道府県民共済の従業員の方がおっしゃってました。)
確かに、1ヶ月分の掛け金を支払ってもお得です。
【注意点2】全ての都道府県で行っているわけではない
2つ目は、全ての都道府県で行っているわけではない、です。
関東だと、私が知っている限り埼玉県民共済と東京都民共済です。
特に埼玉県民共済は都道府県民共済発祥の地、ということでかなり充実しています。
前はブライダル関係も取り扱っていましたがコロナによって終了してしましました。
東京都民共済ではブライダルの取り扱いがあります。
【注意点3】他県民が利用できるサービスとできないサービスがある
例えば、私が住んでいる千葉県の千葉県民共済ではこのようなサービスはありあません。
では、千葉県民はどうすればよいのでしょうか。
取り扱っている都道府県民共済に問い合わせてみることです。
他都道府県でも利用できる可能性があります。
例えば当時、他県に住んでいた私ですが、都民共済のブライダルを利用できました。
そこで引き出物とプチギフトを購入しました。
一方で、千葉県に戸建てを建てられるのか埼玉県民共済に問い合わせたところ、だめでした。
自分の都道府県に無いからといって諦めるのではなく、ぜひ問い合わせてみたください。
都道府県は異なっても、母体は同じです。
サービスを受けられす可能性があります。
何にお金を払うか
なんでもそうですが、モノを買うときに何に対してその金額を払うのかを考えるようにしています。
婚約指輪であれば、大きく分けるとブランド力orダイヤモンドです。
仮に全く同じダイヤモンドが二つあるとして、それらを別々のお店で買おうとすると絶対に価格が違います。
いいブランド、みんなが憧れるブランドではブランド料が加算されます。
ダイヤモンドとしての価値が小さくても、人気が高いブランドであれば高い価格で売れます。
そのブランドを身に着けている、というステータスが得られるのです。
一方、ダイヤモンドの価値は宝石鑑定のプロフェショナルによって定量的に評価されます。
ダイヤモンドの評価
- 【重さ Carat 】重いほうが大きいのでその分、価値が高い
- 【色 Color 】少し色がついているよりは透明のほうが高いが、色が濃くなるとカラーダイヤモンドとして価値が付く
- 【透明度 Clarity】自然から採掘すされる天然物のため、必ず不純物が入っているが、少ないほうが輝くため価値が高い
- 【加工精度 Cut 】光を最も取り入れて最も反射する(一番輝く)形状に加工されているか
ダイヤモンドの良し悪しはブランドとは関係なく、いいブランドの方がいいダイヤモンドを持ってるとは限りません。
どこで買ってもダイヤモンドの価値は同じです。
そして重要なのは、自分が何に対して価値を感じるのか認識することです。
当たり前ですが、自分がどうでもいいと思っていること(価値を感じないこと)に対してはお金を払わず、自分が譲れないこと(価値を感じること)にお金を払うべきです。
婚約指輪に当てはめると、ブランド力とダイヤモンドのどちらにより価値を感じるか、です。
それによって価格が決まります。
「〇〇のブランドを身に付けたい!」という人もいれば「透明で輝いているダイヤモンドがほしい」という人もいます。
もしくは両方欲しい人もいます。
ちなみに、我が家は後者です。
先程もお話した通り、ブランド力はほぼゼロです。
その代わり、ネックレスにすると指輪よりもつけたときの見た目が小さく感じるため大きいダイヤモンドにしてほしい、と希望があったので大きめのダイヤモンドにしました。
ダイヤモンドの割には安いと感じています。
最後に
ブランド力とダイヤモンドで正解はありません。
人によって感じる価値は異なります。
自分が何に対して価値を感じるのか、を認識すると婚約指輪に限らず家電でもなんでも満足のいく買い物ができます。
店員さんに商品のアピールポイントを聞いたときにその性能や特徴が自分の価値に合っているのか、考えてみてください。
色々性能が付いててお得だから買おう、というのは避けたほうがいいです。
”色々性能”が自分に合っていればいいですが、合っていなければそれらの性能がついていないもっと安い商品を選びましょう。
ダイヤモンドも同じです。
素晴らしい婚約指輪を手に入れてプロポーズされることを願いいています。
それでは。